映画「42」主演の俳優が43歳で死去 「ロビンソン・デー」当日の訃報に悲しみ広がる
ジャッキー・ロビンソンの生涯を再現した「42」で主演を務めたチャドウィック・ボーズマンさん
メジャーリーグは28日(日本時間29日)、各地で14試合が開催され、これらの試合は「ジャッキー・ロビンソン・デー」として行われた。
初の黒人メジャーリーガーとしてプレーしたジャッキー・ロビンソン氏の功績を称えるもの。通常はロビンソン氏がデビューした4月15日に開催されるが、新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れたため、ドジャースのブランチ・リッキー会長とロビンソン氏が初めて出会った1945年8月28日にちなんで、この日の開催となった。
全選手が背番号「42」を背負ってプレーしたこの日の試合だったが、1つの訃報がもたらされ、米球界にも悲しみが広がった。ロビンソン氏の人生を再現した映画「42」で主演のロビンソン役を務めた俳優のチャドウィック・ボーズマンさんがこの日、結腸ガンのために死去した。
MLB公式サイトでもボーズマンさんの死去を「『42』でジャッキーを演じたボーズマンが亡くなった」と伝えた。ボーズマンさんは4年間に及ぶ結腸ガンとの闘病生活の末に、この日ロサンゼルスの自宅で亡くなったという。43歳だった。奇しくも、17回目の「ジャッキー・ロビンソン・デー」の日に生涯に幕を下ろした。
ボーズマンさんの死にメジャーリーガーたちも次々に反応。フィリーズのアンドリュー・マカッチェン外野手は自身のツイッターで「2013年ピッツバーグでの『42』の初演の際に、私はあなたと会いました。謙虚なあなたがいなくなると寂しくなります」などと綴り、メッツのマーカス・ストローマン投手も「チャドウィック・ボーズマンよ安らかに。私は打ちひしがれている。本当に本当に悲しい。彼の家族みんなに祈りを!」と記していた。
(Full-Count編集部)