大阪桐蔭・西野が“藤原バット”で豪快アーチ「遠くに飛ばすことを少しアピールできた」
プロ志望高校生合同練習会が甲子園で開催、プロアマスカウト計93名が集結
プロ野球入りを目指す高校球児がスカウトの前でアピールする「プロ志望高校生合同練習会」が29日、甲子園球場で行われた。この日は西日本エリアの高校生計77人が参加しシートノック、フリー打撃などでスカウト陣に向けアピールした。
プロ注目の大阪桐蔭・西野力矢内野手は木製バットで左翼へ一発を放つなど自慢の長打力をアピール。この日のフリー打撃で使ったバットは2学年上の先輩・藤原恭大(ロッテ)が送られたものだった。
打撃の調子が上がらず交流試合後から左足を高く上げる新たな打撃フォームで挑み「持ち味は長打力なので。フリー打撃では遠くに飛ばすことを少しアピールできたかなと思う」と胸を張った。
また近江・土田龍空内野手は木製バットの対応に戸惑いながらも「シートノックでは自分の持ち味である守備をアピールできたかなと思います」と軽快な動きを見せた。中京大中京の中山礼都内野手は広角に鋭い打球を放ち巧みなバットコントロールを見せつけ攻守でアピールし「思い切って全力でプレーするところを見て欲しかった。打撃も守備もレベルの高いところを見せられればと思ってやってきた」と充実した表情を見せていた。
西日本エリアは30日にシート打撃など実戦形式の練習が行われ終了。東日本エリアは9月5、6日に東京ドームで行われる。また、この日はNPB12球団のスカウト計83人、大学・社会人・独立リーグスカウト計10人の合計93名のスカウトが集まった。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)