「何だこれ?笑」ダルビッシュの幻惑投球に米騒然 12球種目は“グラブ落とし”?
投球モーション中にグラブを落としたものの投球続行→スプリットでファウルを稼ぐ
■カブス 3-0 レッズ(ダブルヘッダー第1試合・日本時間30日・シンシナティ)
カブスのダルビッシュ有投手は29日(日本時間30日)、敵地で行われたレッズとのダブルヘッダー第1試合で先発登板。6回8奪三振7安打無失点と好投し、メジャートップタイとなる今季6勝目を挙げた。7月31日の本拠地パイレーツ戦から6試合で6連勝。日本人投手の6戦6勝は95年野茂英雄、02年石井一久以来3人目だ。防御率1.47。
リーグ屈指の好成績を残していたレッズ先発バウアーにも投げ勝った。4回無死一塁では“珍投球”を見せた。1ストライクからのガルビスへの2球目。スプリットを投じる際に左手のグラブが外れてマウンドへ落下。そのまま投球を続けてファウルでカウントを稼いだ。投球後、ダルビッシュも苦笑いを浮かべた。
米国の球界関係者は即座に反応した。大リーグ公式サイトのカブス番ジョーダン・バスティアン記者が「ユウ・ダルビッシュの最新の球種:ザ・グローバー」と動画付きでツイート。メジャーリーガーや米メディアから多数フォローされ、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる名物セレブのロブ・フリードマン氏も「グラブなしのスプリット グラブが垂直に落下」とツイートした。
両者のツイッターにはファンから多くのコメントが寄せられた。「これはルール違反じゃないの? 何もコールされなかった?」「これはナチュラルだ!」「ボークじゃないの?」「何だこれ? (笑・笑・笑)」「わざとかな?」「面白い!」と、その投法に驚いたようだ。「彼にとって12球種目」「この球種に必要なのはグラブだけ」「打者に打たれないからグラブは必要ないもんね」「ユウ・ダルビッシュは、本当にいつも新しい球種を作り出しているね」と新球種として注目する声もあった。
ダルビッシュは今季7試合登板し、6勝1敗、防御率1.47。43イニングで52三振を奪っている。今季成績だけでなく、その投球の1球1球にも注目が集まっている。
(Full-Count編集部)