MVPは菅野&村上 2020年のセ・リーグ前半戦ベストナインを編集部が独自選出

DeNA・佐野恵太(左)と巨人・中川皓太【写真:荒川祐史】
DeNA・佐野恵太(左)と巨人・中川皓太【写真:荒川祐史】

ヤクルトの村上はリーグトップの打率.341をマークし成長ぶりを示す

 セ・リーグの中でも際立つ成績を残しているのがヤクルトの村上。ここまで首位打者の打率.341をマークし、47打点は岡本に続くリーグ2位に位置している。ヤクルトでは新助っ人のエスコバーが.288とまずまずの成績。巨人の坂本が苦しむ中で遊撃手ではリーグナンバーワンの成績を残している。

 2位のDeNAでは今季から4番を任される佐野が奮闘。ここまで村上に次ぐリーグ2位の打率.339をマーク。開幕後はしばらく本塁打なしが続いたが、前半戦だけで自身初となる2桁本塁打を放っている。2年連続本塁打王のソトはまだ本来の姿ではないものの、打率.280、9本塁打36打点はまずまずの成績か。

 5位に沈む広島だが、西川、鈴木、そして堂林の3人が奮闘している。西川はリーグ3位の打率.318をマークし、鈴木はリーグ5位の打率.312、同2位の14本塁打、同7位の40打点と各部門の上位に位置する。村上、岡本とポジションが被るためベストナインには入らなかったものの、堂林がリーグ4位の打率.316、同5位の12本塁打と結果を残した。

【セ・リーグ前半戦MVP】
投手:菅野智之
野手:村上宗隆

 セ・リーグで前半戦MVPをあげるとすれば、投手は文句なしで菅野だろう。いまだ負けなしの9勝で防御率も1.61と圧巻の成績だ。野手は村上か。チームは最下位に転落してしまったが、ここまでの打撃成績は特筆もの。昨季は.231だった打率が.341にまで上昇し、その成長ぶりを示す成績となっている。このまま彼らが活躍するか。後半戦も目が離せない。

(Full-Count編集部)

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