ロマン溢れる日ハムの育成新人 樋口龍之介、場外への特大10号2ランでキング独走
本塁打だけでなく、打率&打点でもリーグ上位につける樋口
日本ハムに楽しみな育成ルーキーがいる。2019年の育成ドラフト2巡目で指名された樋口龍之介内野手だ。ルートインBCリーグの新潟から日本ハム入りし、身長168センチ、体重84キロの体格からパワフルなスイングを繰り出すスラッガーだ。
その樋口が驚きの一発を放った。1日、CAR3219フィールドで行われたイースタン・リーグの西武戦。3回1死一塁で打席に入った樋口は西武のドラフト2位ルーキー浜屋が投じた高めの真っ直ぐをフルスイング。豪快な一振りから放たれた打球は左翼防球ネットを超え、場外にあるプレハブ小屋に直撃した。
樋口は1年目の育成ルーキーながら、これがイースタン・リーグで単独トップの今季10本目の本塁打。この試合前まで打率.339は同2位、26打点は同1位と主要な打撃タイトル全てで上位に位置している。
プロ入り前に在籍していた新潟で2017年にチームメートだったソフトバンクの渡邉雄大投手が8月31日に育成から支配下昇格を果たした。まだ荒削りなところもあるが、そのパワフルな打撃は魅力十分の樋口。9月末の支配下登録期限までに、支配下へと昇格する可能性はあるだろうか。