1日だけで約50人がトレード移籍 メジャーリーグがトレード期限迎える

パドレスにトレードとなったインディアンスのマイク・クレビンジャー【写真:AP】
パドレスにトレードとなったインディアンスのマイク・クレビンジャー【写真:AP】

エンゼルスではグッドウィンがレッズに電撃移籍

 メジャーリーグでは8月31日(日本時間1日)、今季のトレード期限を迎え、プレーオフ進出を目指す球団を中心に駆け込みトレードが多数成立した。実に33人の移籍が決まり、まだ未定となっているトレード交換要員として今後最大で20人前後の移籍がさらに決まる見込み。最終日1日で約50人の移籍が決まった。

 大谷翔平投手が在籍するエンゼルスではブライアン・グッドウィン外野手が、秋山翔吾外野手の在籍するレッズへ移籍。ア・リーグ西地区最下位に沈むエンゼルスは、29日(同30日)にトミー・ラステラ内野手を同地区のアスレチックスへ、30日(同31日)にはジェイソン・カストロ捕手をパドレスへ放出。期限までに3人の主力を放出した。

 大物選手でいえば、パドレスがインディアンスからマイク・クレビンジャー投手、グレッグ・アレン外野手ら3選手を獲得し、オースティン・ヘッジス捕手ら6選手を交換要員として放出。クレビンジャーはインディアンスで3年連続2桁勝利をマークした好投手だ。

 このほかの有名どころでいえば、ドジャースで通算23勝をマークしているロス・ストリップリング投手が山口俊投手の所属するブルージェイズへ、通算110本塁打を放つダイヤモンドバックスのスターリン・マルテ外野手がマーリンズへと移籍となった。

 また、通算70勝をマークしているレンジャーズのマイク・マイナー投手がアスレチックス、昨季21本塁打を放っているレッドソックスのケビン・ピラー外野手がロッキーズ、通算216本塁打を誇るレンジャーズのトッド・フレイジャー内野手がメッツへと移籍が決まった。

 日本ではトレードはさほど活発ではないが、メジャーでは特にプレーオフ進出に近づく上位球団を中心にトレードが活発に行われる。60試合制で行われる今季のMLB。補強に成功し、プレーオフ進出、そしてワールドシリーズ制覇を果たすのはどこの球団になるだろうか。

【表】たった1日で約50人の移籍が決定… 期限最終日に成立した各球団のトレード一覧

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