「現実じゃない」 ブルワーズ右腕の“球界最高のチェンジアップ”にファン驚愕
MLB記録12登板連続被安打0のヘイダーをもしのぐ、球界最高のリリーバー
■ブルワーズ 8-5 タイガース(日本時間3日・ミルウォーキー)
球界最高のリリーバーといえば、一体誰になるだろうか。ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手などの名前が真っ先に思い浮かぶかもしれないが、MLB公式サイトはブルワーズの2年目右腕デビン・ウイリアムズ投手の存在に注目する。2日(日本時間3日)のタイガース戦でMLB記録となる開幕から12登板連続被安打0を達成した同チームのジョシュ・ヘイダー投手をも凌ぐ球界最高のリリーバーとしてスポットライトを当てている。
MLB公式サイトの記事では「ブルワーズには球界で最も支配的なリリーバーがいる。あなたはこう考えているかもしれない『ああ、もちろん。ジョッシュ・ヘイダーは素晴らしい』と。私たちはヘイダーについて話をしようとしているのではない。私たちはデビン・ウイリアムズの話をしている。ヘイダーは今シーズンまだヒットを許していない…しかし、実のところデビン・ウイリアムズはもっと相手を沈黙させているリリーバーなのだ」とヘイダーと比較する形でこの右腕を紹介している。
ウイリアムズの防御率0.60はヘイダーの1.54を上回っており、15イニングで31奪三振、6四球という数字も圧倒的だ。53.4%を誇るK%は今季MLB全体でも、50人以上の打者と対戦している320人のピッチャーの中で1番高く「このペースでフルシーズン投げると、MLB記録を作りかねない」と言及している。
これまで1シーズンで50%以上のK%を記録したのは2014年に52.5%を記録したアロルディス・チャップマンと2012年に50.5%を記録したクレイグ・キンブレルの2人のみとなっており、ウィリアムズのペースはこの2人を現時点で上回るものとなっている。
そのウィリアムズの球種で最も威力を発揮しているのが、チェンジアップ。チェンジアップで結果が決まった33打席全てで無安打、うち21打席が三振で「彼のチェンジアップは球界で最もえげつない球かもしれない。打者がこのチェンジアップに対してスイングしたとき、ほぼ5回に3回は空振りに終わっており、2ストライク時にこのチェンジアップを投げると、半分近くは三振という結果になっている」と指摘されている。
「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる名物セレブのロブ・フリードマン氏もツイッター上でこのチェンジアップの映像を公開。「球界最高のチェンジアップ」と題された投稿に、ファンからは「2球目はウィッフルボールだ。あれが野球ボールなはずがない」「これは合法なのか?」「吐き気がするほどすごい」「こんなの公平じゃない」「現実のものじゃない」「人間離れしている」「これは魔法ですか?」と目を疑うコメントが相次いでいる。