田中将大、6回途中4失点で今季2敗目 復帰後最多95球に「まだエネルギーあった」
ヤンキースは3連敗でア・リーグ東地区3位に転落
■オリオールズ 5-1 ヤンキース(日本時間7日・ボルティモア)
ヤンキースの田中将大投手は6日(日本時間7日)、敵地オリオールズ戦に先発し、2敗目を喫した。今季7試合目の先発マウンドは6安打4失点で6回途中に降板。チームも1-5で敗れて敗戦投手となった田中は試合後「初回ああいう風に点取られましたけど、我慢して粘ってそのあと抑えることができたので、そういう意味ではすごく良かったと思います。収穫だったと思います」と振り返った。
初回先頭のアルベルトに1ボールからセーフティーバントを決められ、続くDJスチュワートには1ボールからの2球目を右翼スタンドへ運ばれた。先制の2ランを被弾して、わずか4球で2点を先行された。
「何とかアジャストしていこうとちょっとずつ変えて良いポイントを見つける中で投げていた」と、2回以降は徐々に立ち直りを見せて5回まで無失点に凌いだ。だが、6回、先頭のセベリーノを三塁アンドゥハーの失策で出塁させ、1死一塁でルイスに中前安打を許した。1死一、二塁となったところで降板あとを受けた2番手セッサが押し出し四球と適時内野安打を許して、田中は4失点となった。
黒星を喫したものの、収穫もあった。サマートレーニングで頭部に打球を当てて出遅れた田中。この日は復帰後最多となる95球を投げた。6回途中での降板となったが、田中自身は「あの場面で交代になりましたけど、投げようと思えばまだエネルギーはあった」と、余力があったと語っている。
ヤンキースはこの日の敗戦でオリオールズに3連敗。ここ18試合で5勝13敗と失速し、ア・リーグ東地区の3位に転落した。4位のオリオールズも2ゲーム差に接近してきている。「間違いなくチームにとっては今、厳しい向かい風が吹いていると思う。今いる選手で戦っていなかくてはいけないし、この状況を乗り越えていかなくてはいけないと思う」と、田中も語っていた。
(Full-Count編集部)