田澤純一、“田澤ルール”の撤廃に感謝 「NPBの舞台でもプレーできたら」
「ルールの撤廃を決めていただいたこと本当に嬉しく思っています」
日本のドラフト指名を拒否して外国のプロリーグでプレーした選手とは一定期間契約できないとする「田澤ルール」の撤廃が決まった。ルートインBCリーグ埼玉武蔵・田澤純一投手は「ルールの撤廃を決めていただいたこと本当に嬉しく思っています」と感謝を口にした。
この日、日本野球機構(NPB)と12球団によるプロ野球実行委員会がオンラインで開かれ「田澤ルール」の撤廃が正式に決定。「田澤ルール」とは2008年に田澤がメジャー挑戦を表明した際に作られたルールで、高校生が直接米球界入りした場合は帰国から3年、大学生と社会人の場合は2年、12球団との契約が禁じられていた。
「田澤ルール」の撤廃により10月26日に予定されるドラフト会議では全12球団が田澤を指名することが可能となった。
これを受け田澤は球団を通じ「ルールの撤廃を決めていただいたこと本当に嬉しく思っています。ご尽力いただいた皆様に感謝いたします。今後、自分を必要としてくれる球団がありましたら、NPBの舞台でもプレーできたらと思っています。そのためにも今は、埼玉武蔵ヒートベアーズで精一杯投げたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします」とコメントを発表した。
田澤はメジャー通算388試合に登板して21勝26敗、89ホールド、4セーブ、防御率4.12をマーク。今年7月には独立リーグのBCリーグ・埼玉武蔵に入団している。