「どんな魔術なんだ」ダルビッシュの154キロが衝撃の変化 キレキレ2シームに唖然
レッズ戦に先発して6回を投げて2安打3失点で負け投手となったダルビッシュ
■レッズ 3-0 カブス(日本時間10日・シカゴ)
カブスのダルビッシュ有投手は9日(日本時間10日)、本拠地レッズ戦に先発し、2敗目を喫した。初回にいきなり3ランを浴び、6回2安打3失点で降板。8試合連続勝利はならず、今季初登板以来の敗戦投手となった。
ダルビッシュは初回、1死からカステヤノス、ウインカーに連続四球を与えると、2死一、二塁からムスタカスに右翼スタンドへ先制の3ランを被弾。ただ、2回以降は立ち直り、6回まで無安打に封じた。6回を投げて2安打3失点9奪三振。メジャートップの8試合連続クオリティースタート(QS)を達成し、奪三振数でリーグトップに立った。
今季2敗目を喫したダルビッシュだが、2回以降はノーヒットピッチングと快投した。その投球の中で投じた、95.5マイル(約153.7キロ)で急激に変化するツーシームがファンに衝撃を与えている。
5回にジョーイ・ボットに対して投じた2球目のツーシーム。インコースから急激に外へと逃げていく軌道を描くと、ボットのバットは空を斬った。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる名物セレブのロブ・フリードマン氏は自身のツイッターで、この1球を「ユウ・ダルビッシュ、何かに取りつかれたような96マイル(154.5 キロ)のツーシーム」と紹介した。
これにファンも反応。「凄いな」「ジョーイ・ボットをこんなに悪く見せることは難しい」「物理学者にこんな動きか可能なのか聞いてみたい」「これはエグい」「これはどんな魔術なんだ。96マイルのボールがバッターボックスの端から端まで動いている」と驚きの声が上がっていた。