山口俊は「素晴らしいスプリットと自信をつけた」米メディアが好救援のワケを特集

勝負球スプリットは被打率.189、新天地にも適応「クラブハウスでもっと笑うようになった」

「より速いボールを投げようとすることで、彼のデリバリーが崩れた。そして、それが、初期の醜い結果に繋がった。その後、彼はボールをよりハードに投げることを気にせず、以前のフォームに戻した。そのフォームではボールが実際の速度より遅く来るように見えるので、(打者が)戸惑っているようだと彼は語った」

「スプリット、またはフォークは日本の投手の中では武器として良く使われる。NPBでは広く使われている球種だが、MLBではNPBほど使われてないため危険な球種だ。しかしスプリングトレーニングの始め頃の2月、ヤマグチはそのボールを(打者に)良く見られていて、芯でとらえられていると心配を口にしていた。その結果、彼はそれをあまり使わなくなった。しかし8月中頃からベストの球種(スプリット)を投げることに再び良い感覚を取り戻して、これをより多く使うようになった。それが効果的であった」

 同メディアが「ファストボールに良く似ている」と表するスプリットの被打率は.189。「スプリットを低く打者から離れるように投げる一方で、フォーシームをストライクゾーンの高めに効果的に使って成功を収めた」と伝えて称賛した。そして、山口の特集をこのように締めくくっている。

「通訳のサクライが彼のそばにいつもいるが、ヤマグチは彼のチームメートと(直接)コミュニケーションを取るように努力している。彼の監督は彼がクラブハウスでもっと笑うようになったと語った。素晴らしいスプリットと自信をつけたヤマグチは醜かったデビューを過去のものとして、ブルージェイズの絶好調のブルペンの価値ある1人となった」

 ここまでチームは地区2位でポストシーズン進出圏内にいる。自信をつかんだスプリットでキリキリ舞いにする山口俊の投球に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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