DeNA蝦名のプロ1号にラミレス監督驚愕 将来の4番候補・細川との若手バトルが加熱

蝦名のプロ初本塁打にラミレス監督驚愕「バックスクリーンに飛ぶなんて」

 その細川に代わって、1軍に昇格して「8番・右翼」で即スタメン起用されたのが蝦名だった。ラミレス監督は「2軍でいい成績を残していたので昇格させた。将来的には、今2軍で出している数字を1軍で出せるはず。リラックスして、彼の持っているものを出してもらいたい」と期待したが、試合では2打席連続三振で途中交代となった。

 そして2位攻防戦の3戦目となった9月10日の阪神戦、スタメンには「2番・右翼」で細川の名前があった。ラミレス監督は「ひとつだけ確かなことは、今日は2番の前に走者が出てもバントはまずない」と明言し、プロ初登板となる相手先発の齋藤に対して「ストレートが多くなるはずなので、それをしっかりとらえて今季の第1号ホームランが出ればと思う」と予言めいた言葉を残した。

 ラミレス監督のこの手の予言は当たること多いが、この日の細川は第1打席が三振、2打席目は安打を放ったが、4回の第3打席も一打同点のチャンスに三振に倒れた。ところがこの回、予言は少しばかり形を変えて的中することになる。4回5失点と不調だった先発ピープルズの代打で登場した蝦名が、プロ初本塁打を放った。指揮官が「プロに入って初めてのヒットがホームラン。しかもバックスクリーンに飛ぶなんて」と言うほどのインパクト十分の一発だった。次の回の右翼のポジションには、チャンスで凡退した細川に代わって蝦名が入っていた。蝦名は次の打席でも先頭打者として四球で出塁して得点も記録し、指揮官を「前の試合ではナーバスになっていたようだが、今日はよくやってくれた」と喜ばせた。

 ラミレス監督は、細川が1軍昇格した際に「どれだけいいポテンシャルを持っていても、迷いがあるとうまくいかない。誰よりもいいポテンシャルを持っているので、とにかく自信を持つことが大事」と評価した。これは細川だけでなく、おそらく蝦名にも当てはまるはずだ。DeNAの輝く未来のために。オースティンの欠場が続く外野の一角を巡って繰り広げられる、将来の大砲候補の動向から目が離せない。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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