筒香嘉智、先制弾＆ダメ押し打に手応え「いい一日。こっちの投手に慣れてきた」

5打数2安打2打点で打率.200、チームは2桁11得点の猛攻

■レイズ 11-1 Rソックス（日本時間12日・タンパ）

　レイズの筒香嘉智外野手は11日（日本時間12日）、本拠地のレッドソックス戦で「6番・三塁」で先発出場し、2回の第1打席で先制の7号ソロを放った。5点リードの7回1死一、二塁では6試合ぶりマルチ安打となる中前適時打を放ち、5打数2安打2打点2三振。打率.200とした。筒香は「すごくいい結果が出ましたし、チームも連敗が止まった。いい一日になりました」と振り返った。

　6試合ぶりのアーチは2回先頭だった。2ボール2ストライクから、左腕ホールのカーブを捉えた。右中間へ飛び込む先制7号ソロ。打球速度109マイル（約175.4キロ）、角度25度。飛距離437フィート（約133.2メートル）は渡米後最長だった。「飛距離とかはあまり興味のないことですね」と淡々と振り返った。

　レッドソックス先発は右腕トリッグスで、レイズ・キャッシュ監督はスイッチヒッターなしの“オール左打者”オーダーを組んだ。大リーグ史上初の“珍事”だった。レッドソックスは2回から左腕ホールにスイッチして対策したが、筒香がチームへ勢いを与えた。「もともと左が嫌という意識はない。知らない投手ですし、いつもと変わらず。嫌という認識はなかったです」。

　7回1死一、二塁では右腕レエルの外角フォーシームを中前適時打とした。マルチ安打はメジャー6度目。1試合2打点以上は8月30日（同31日）のマーリンズ戦以来の活躍だった。チームは11-1で大勝し、連敗を3で止めた。筒香は「今は本当にこっちの投手に慣れてきた。だんだん良くなったなと思います。球速もそうですし、日本と間合いが違う投手が多い。そこに慣れたところがあります」と手応えをつかむ一日となったようだ。

（Full-Count編集部）