ダルビッシュ、自責点訂正で防御率2.00から1.86に CY賞レースへ追い風か
16日インディアンス戦でのスコアを公式記録員が訂正
■カブス 6-5 インディアンス(日本時間16日・シカゴ)
今季サイ・ヤング賞レースで最有力候補の1人として注目されるカブスのダルビッシュ有投手に、わずかながら追い風が吹いた。34歳右腕は15日(日本時間16日)に本拠地でのインディアンス戦に先発。7回9安打7奪三振3失点だったが、試合後に公式スコアが訂正され、3回に失った2点のうち1点は自責点に数えられず。この日の自責点は「3」から「2」に変更され、防御率は「2.00」から「1.86」まで下がった。また、ライバルのジェイコブ・デグロム(メッツ)は敵地フィリーズ戦で先発したが、右太もも裏の張りで2回3失点で負傷降板。この結果、ダルビッシュは防御率でナ・リーグ2位となった。
1点リードの3回、無死二塁からデシールズのセーフティバントを三塁を守るブライアントが一塁へ悪送球(記録は安打と失策)し、同点に追いつかれた。さらに、続くリンドーアに左翼線へ逆転のタイムリー二塁打を運ばれ、この回に2点を失っていた。
カブスで専属実況アナを務めるレン・キャスパー氏は16日(同17日)、自身のツイッターを更新。「昨夜の公式記録員が3回表を検証し直し、ダルビッシュの2失点のうち1点は自責とならないと決めた。おかげで防御率が下がったよ」と報告した。
ダルビッシュはリーグトップの7勝、同2位の防御率、また79奪三振はリーグ2位となるなど、自身初のサイ・ヤング賞獲得へ順調に成績を伸ばしている。今シーズンは残り10試合ほど。日本人投手初の快挙に注目が集まる。
(Full-Count編集部)