立派すぎる髭がスーパーキャッチを台無しに…まさかの珍プレーをMLB公式が詳報
まさかの“邪魔者”で好捕水の泡も「イートンの打球へのアプローチは完璧だった」
■ナショナルズ 4-2 レイズ(日本時間17日・タンパ)
ナショナルズのアダム・イートン外野手が16日(日本時間17日)、敵地でのレイズ戦で、自らの好プレーを自らの「髭」で邪魔をして台無しにする珍プレーを引き起こした。まさかの出来事の詳細を、MLB公式サイトでは動画付きの記事で紹介している。
場面は無死走者なしの2回。ウェンドルの引っ張った打球が右翼線へ飛ぶと、右翼のイートンは猛烈なスピードで追い、最後は横っ飛び。いったんはグラブに収まったが、直後にボールはこぼれてグラウンドに落ちた。この瞬間のプレーを、MLB公式サイトは「イートンの髭が(書き間違いではない)、キャッチを邪魔した」とのタイトルで記事で詳報している。
記事では「アダム・イートンは、上手くキャッチするかのように見えた。彼はナショナルズが4対2でレイズを下した試合の2回に、グラブを上手くコントロールして、勢いよくそのボールに向かってダイブした」と状況に触れた上で「そのボールは彼のグラブにいったん入ったが、グラブが彼の顔に当たったあとに、外に出てしまった」と説明。その上で「レイズのブロードキャスターであるブライアン・アンダーソンは、リプレイのときに『彼の髭が(ボールをクラブから)たたき出した。ボールはグラブの中に入っていたのに、髭に当たってファンブルした』と言った」と指摘した。
まさかの事態でファインプレーは水の泡と消えたが、記事では「イートンの打球へのアプローチは完璧だった」とも。打球に対しては、4.1秒で67フィート(20.1メートル)をカバーする必要があり、イートンがキャッチできる可能性は45%だったと言及した。
不運のイートンだが、記事では「ナショナルズのデーブ・マルティネス監督によると、試合後にイートンは2回表の打席でバントを試みたときに指を打撲しため、この守りのプレーの時には怪我をしたままプレーしていたということだった」という経緯も紹介。手負いの状況で見せた懸命なプレーだったが、思わぬ“敵”が身近にいたようだ。