ソフトバンク4年連続日本一に欠かせない柳田の力 指数から見える珠玉の打撃

4年連続でタイトルを受賞する出塁率の高さ

 優れた選球眼を持ち合わせていることに加え、相手のバッテリーにも強く警戒されることもあって、四球で歩かされることがかなり多い選手の一人だ。その結果、2015年から2018年まで、4年連続でパ・リーグの最高出塁率を受賞している。それだけでなく、2014年から2019年まで6年連続で.400を超える出塁率を記録しており、出塁率という分野では他の追随を許さないほどの安定感を見せている。

 また、純粋な四球の数という面でも、2015年から3年連続でリーグ最多の数字を記録。2016年にはシーズン100四球の大台に到達しており、四球を選ぶという点においてはリーグトップクラスの数字を残し続けてきた。毎年安定して多くの出塁機会を得ているということは、それだけチームの得点力向上に貢献してきたということにもなろう。

 そして、厳しい攻めを受けている代償として、死球を受ける数も多くなっていることもその数字から読み取れる。とりわけ、2014年には16個、2015年が14個と、2年連続でリーグ2位の数字を記録した時期があったことは象徴的だ。安打や四球の多さに加えて、こういった点も出塁率の向上につながっていると言えそうだ。

セイバーメトリクスの観点からも高く評価される、打撃の完成度の高さ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY