西武山川の4番復帰で見えた“焦り” 専門家が指摘する「らしくないバッティング」

「問題は、ボールに対してのタイミングの取り方」

「ヒットはバットの先で打った。外からのスライダーを、もう少し呼び込んで右中間方向に打てば、山川の力なら本塁打になる可能性もあったボール。先頭打者だったので気持ちに余裕もあったと思うが、タイミング的には合っていなかった。四球を選んだ打席も、カーブを空振りしていたが、速球を投げるディクソンに対して振り遅れていて、ボールの見極めができていなかった」

 ただ、そんな状態が悪い中でも、何とか結果を出した山川。そして松本氏は、山川が調子を取り戻していくためには、こうして結果を残していく中で、タイミングを取り戻していくことが重要だと強調する。

「山川の打撃フォームは状態がいい時と悪い時でそんなに変わっていない。問題は、ボールに対してのタイミングの取り方。バッティングはタイミングです。全く合っていないから結果が出ない。ただ、4番としての役割を果たさなければならないという焦りがある中で、最後の2打席は何とか出塁した。これを次の試合でどう続けていくか。彼くらいの選手だと、結果が出ることで少しずつ変わっていく。調子が悪くても、結果を出しながら徐々に戻していくしかない」

 この日、敗れたことで、西武は35勝40敗2分の5位。貯金11の2位ロッテとは依然、8ゲーム差の開きがある。そして残り43試合という厳しい状況の中、チームがCS出場圏内の2位以上を確保するためにも、山川の復調は必要不可欠だ。そして松本氏は「4番が打てばチームも盛り上がるし、打てなければチームも沈黙してしまう。それだけプレッシャーがかかるのが4番」と明かす。

「今後は2勝1敗ペースでは難しい。8連勝、10連勝といった大型連勝をしていかないといけない。あとは上位チームに対して絶対に負けないこと。勝ち続けていかないと、ゲーム差は縮まらない」と話す松本氏。山川のこの日の1安打1四球の結果が20日以降の試合につながり、徐々に調子を取り戻すことでチームをけん引していけば、西武の逆転でのCS出場権獲得も、まだ可能性は残されていそうだ。

(Full-Count編集部)

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