CY賞候補“鬼才”バウアーが中3日で先発へ「私を回復させ、いい状態に」

レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】
レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】

週2回の登板が可能に、プレーオフ争い佳境にフル回転

 サイ・ヤング賞候補に上がるレッズのトレバー・バウアー投手が23日(日本時間24日)のブルワーズ戦に、今季初めて中3日で先発するとMLB公式サイトが伝えている。「サイ・ヤング賞候補のバウアー、短い休みで先発登板へ」とのタイトルで記事を掲載した。

 バウアーは19日(同20日)のホワイトソックス戦で7回を投げ2本のソロ被弾。その後、登板間のルーティンを少し変えたと記事では紹介。その上で、バウアーの談話を紹介している。

「私はその先発登板の後、なかなか眠れなかった。おそらく今季の他のどの先発登板と比べても、今回の登板に私は最もいらいらしたから」「だから早く来て試合前に自分の調整を終わらせる代わりに、回復を助けるために少し余分に睡眠をとって、試合後に調整を終わらせることに決めたんだ。それは特に短い休みで先発するための調整ってわけではないよ」

 バウアーは今季10試合に先発し、4勝4敗、防御率1.80。レッズがプレーオフの座を競っている中で、記事では「バウアーが短い休みでの登板に取り組んでいることは、球団が彼を今週2回使うことを可能にする」と指摘。23日(同24日)とシーズン最終日となる27日(同28日)のツインズ戦に登板が可能になると見通している。

 さらに記事では、バウアーが4人制ローテーションの提案者で、以前から中3日を主張していたことに言及。2012年にメジャーデビューして以来、短い間隔での登板を4回経験しているとも触れ、中3日に対するバウアーの談話を紹介した。

「(登板)翌日に完全な休養日を設け、2日目には独自のハイブリッドな遠投の日、そして3日目に今日これからやる登板前日のルーティンをやって、それからまた登板する。連続3、4日の回復期間を自分の身体に与えるんだ。そしたら良い感じになる。通常は3日目にブルペンとリフトデーを設けているから、このほうがいつもより途切れのない回復日になる。だからブルペン練習の日の不在は、実際のところより私を回復させ、いい状態にするんだ。そしてそれが、中3日のほうがより自分の身体が投げる準備ができる主な理由の1つだと思う」

 チームのプレーオフ進出へ、自らのタイトル獲得へ……。鬼才がシーズン終盤にフル回転して勝利に導く。

(Full-Count編集部)

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