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ドラフト候補の152キロ左腕 NTT東日本・佐々木がスカウトに示した“進化“

NTT東日本の佐々木健投手が24日、都市対抗野球東京都二次予選の第一代表決定トーナメント1回戦となるJPアセット証券戦の8回に4番手で登板した。1死から四球のランナーを出すも後続を断ち、1回無失点の好救援。その直後に味方打線が得点したため、試合は規定により8回でコールド勝ちとなった。

4番手で登板したNTT東日本・佐々木健【写真:安藤かなみ】
4番手で登板したNTT東日本・佐々木健【写真:安藤かなみ】

ブルペンでの過ごし方に一工夫「全力で投球することを取り入れています」

 NTT東日本の佐々木健投手が24日、都市対抗野球東京都二次予選の第一代表決定トーナメント1回戦となるJPアセット証券戦の8回に4番手で登板した。1死から四球のランナーを出すも後続を断ち、1回無失点の好救援。その直後に味方打線が得点したため、試合は規定により8回でコールド勝ちとなった。

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 ひとつひとつの課題を、丁寧に克服していく。クイックで球威が下がる悪癖を、身体のバランスと特徴を捉えることで修正。この日は1死から四球の走者を背負ったが、その後も140キロ台後半の直球で押した。佐々木は「ランナーが出て、(修正点の)確認もできたので、次の登板に向けては良かったかな」と胸を張ったが、すぐに「四球は良くないんですけどね」と照れ笑いを浮かべた。

 入社以来、主に先発としてチームを引っ張ってきた佐々木だが、今年に入ってからはリリーフ登板を重ねてきた。飯塚監督が「探りから入るところがある」と指摘するように、佐々木にとって立ち上がりは不安要素の一つ。佐々木本人も「立ち上がりは、僕以上にスタッフの方も心配されている……」と認めつつ、改善するための方法を探った。

 立ち上がりからマウンドで全力を発揮するために、ブルペンでの過ごし方にも一工夫加えた。「全力で投球することを取り入れています。ブルペンで80%くらいを投げていても、試合になったら全力で投げようとしておかしくなる」。マウンドに上がる前にありったけのパワーをこめてブルペンで2球ほど投じる。そうすることで、力の調整がいい方向に向かった。「落ち着いて、100%を出す。その方がまとまりが出ていた」と、試行錯誤が功を奏している。

 左腕にして最速152キロを誇る直球と、チェンジアップ、カーブ、スライダー、カットボールを操る佐々木は、今秋のドラフト候補にも名前が挙がる。この日もプロ野球複数球団のスカウトが視察に訪れる中、進化した姿を見せた佐々木。まずは都市対抗本選への切符をかけ、「目の前のバッターに向き合ってチームに貢献します」と腕を振り続ける。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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