前田健太の獲得はツインズの「史上最高トレード」 地元メディアが褒めちぎる

ツインズ・前田健太【写真:Getty Images】
ツインズ・前田健太【写真:Getty Images】

24日のタイガース戦で6勝目を挙げ日米通算150勝を達成した前田

 23日(日本時間24日)の本拠地タイガース戦で6回3失点と好投し、今季6勝目をマークしたツインズの前田健太投手。今季のレギュラーシーズン最終登板を見事に白星で飾り、節目の日米通算150勝目(NPB97勝、MLB53勝)をあげた。

 ドジャースからオフにトレードでツインズへと移籍した前田。新型コロナウイルスの感染拡大により開幕延期、60試合制で実施された移籍1年目は11試合に先発して6勝1敗、防御率2.70という好成績を残した。66回2/3を投げて、奪三振は80、四球はわずか10個という抜群の安定感を誇った。

 大車輪の活躍を見せたことでチームの“エース”が託されるプレーオフ第1戦での先発も見込まれている前田。その圧倒的な活躍に、地元メディアからは、ブルスダー・グラテロル投手との交換でツインズに加入した前田のトレードを球団の「史上最高のトレード」と絶賛する声もあがっている。

 地元ラジオ局「SKORノース」は公式ツイッターで「ケンタ・マエダとブルスダー・グラテロルのトレードは、ツインズ史上最高のトレードの1つだと何度も力説しなければならない」とし、ラジオ番組「マッキー&ジャッド」の中身を紹介した。

 フィル・マッキー氏とジャッド・ズルガド氏がトークを繰り広げるこの番組で2人が前田を獲得したトレードを絶賛。マッキー氏が「ツインズ史上最高のトレードの1つだ」と称えると、ズルガド氏も賛同。そして「ツインズがこのトレードを実現していなかったらどうなっていたか考えてみよう。それでもプレーオフには進出していただろうし、いいチームだっただろう。しかし、ケンタ・マエダが絶えずもたらした違いや彼がどれだけシャープでい続けたかを考えれば、これがこのトレードを実行した理由であると私たちは強調しなければならないと思う」と褒めちぎった。

 ジャッド氏はトレードが成立した際のことを振り返り「当時は『どうかなぁ』と思った」と正直な感想を明かしつつ「いやいや素晴らしいトレードだった」と、当初の予想を遥かに覆すほどの成功だったと認めた。今やツインズのエースとも言えるほどの活躍を見せた前田。ミネソタのファンの心をガッチリと鷲掴みにしているようだ。

(Full-Count編集部)

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