マーリンズが17年ぶりPO進出 新型コロナ18人感染スタートもMLB公式「1つのサプライズだ」
守護神キンツラー「私たちは危険なチームだ。なんで私たちが『予想以上のやつら』なんだ?」
■マーリンズ 4-3 ヤンキース(日本時間26日・ニューヨーク)
マーリンズは25日(日本時間26日)、敵地でのヤンキース戦を延長10回、4-3で勝利し2003年以来、17年ぶりのプレーオフ進出を決めた。昨季57勝105敗のチームが苦難を乗り越え手にした“勲章”をMLB公式サイトも「1つのサプライズだ」と驚きの声を上げている。
新型コロナウイルスの感染拡大でマーリンズは開幕1週目に18人の選手が感染するなど苦難のスタートだった。ここまで起用された61選手の中、18選手がメジャー初出場と大幅な入れ替えを強いられたが、2009年以来となる負け越しを脱出しナ・リーグ東地区2位の位置に付けている。
MLB公式サイトもマーリンズの快進撃を「2003年以来初めてプレーオフに戻ってくる」とのタイトルで特集し「1つのサプライズだ」と伝えている。また、この日はマーリンズ不動のエースだったホセ・フェルナンデス氏がボート事故でこの世を去りちょうど4年目だったことにも言及している。
チームを指揮し5年目でプレーオフ進出を決めたドン・マッティングリー監督を「ナ・リーグの最優秀監督賞の有力候補だろう」と、その手腕を評価している。
今季12セーブを挙げているブランドン・キンツラー投手は「私たちは危険なチームだ。なんで私たちが『予想以上のやつら』なんだ? 最初にここと契約したとき、私はドニー(マッティングリー監督)にテキストメッセージを送ったんだ『ナ・リーグ東地区に騒ぎを起こすぞ』って。それができるって信じているのは才能ある選手がたくさんいるからだ」と、下馬評を覆しプレーオフ進出を決めたことに胸を張っていた。
(Full-Count編集部)