「どこまで飛んだ?」カメラも見失った今季最長の150メートル弾にMLB衝撃
2015年にスタットキャストが導入されて以降、MLB全体で5番目の飛距離
■ブレーブス 8-7 Rソックス(日本時間26日・アトランタ)
ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が25日(日本時間26日)、本拠地でのレッドソックス戦で、今季メジャー最長となる超特大の150メートル弾を放った。MLB公式も注目し、ファンからは一様に驚きの声が上がった。
アクーニャJr.は「1番・右翼」でスタメン出場。その衝撃の1発は、先頭打者で迎えた初回に飛び出した。クリス・マッツァの89マイル(約143キロ)を豪快に振り抜くと、打球は左中間方向へ。カメラは無人のスタンド席を写したが、いつまでたっても打球は着弾せず。行方を見失うほどの特大の当たりだった。
MLB公式サイトは「どこまで飛んだ? アクーニャが2020年最長のホームランを打った」とのタイトルで記事を紹介。「開いた口が塞がらない? ああ、それも1つの形容の仕方だろう」と驚きを表し、驚愕の飛距離を紹介した。
「スタットキャストによると、495フィート(約150.9メートル)飛んだ。これは2015年にスタットキャストが導入されて以降、ブレーブスの選手による最長のホームランで、2020年の全ホームランの中でも最長だった」と言及。ブレーブスのこれまでの最長は、8月26日にアクーニャJr.がゲリット・コールから打った473フィート(約144.2メートル)だったとも触れており、自らの記録を塗り替えた。
さらにこの本塁打は、2015年にスタットキャストが導入されて以降、MLB全体5番目の飛距離に並んだとも説明。打球速度112.9マイル(約181.7キロ)はスタットキャスト時代にブレーブスの選手が打ったホームランの中で9番目に速い打球速度だったという。
MLB公式ツイッターが動画を公開すると、ファンからは「どこに直地したのかわからない」「あまりに遠くまで飛び過ぎてカメラが見失っている」「495フィートって最初誤字かと思ったよ」「なんてこった」「クレイジーだ!」と驚きの声が上がった。
今季ナ・リーグMVP最有力候補であり、この日サヨナラホームランを打ったフレディ・フリーマンは「いままで生で見た打球の中で一番速い打球だった。あれは信じられなかった」との談話を紹介。さらにブレーブスのブライアン・スニッカー監督の談話として「ああ、おそらく私がこの球場で見た中で一番遠くまで飛んだ打球だろう。ただただ『オーマイゴッド』って感じだった」と驚きを隠さなかったことも挙げた。
○最長飛距離ランク
1位:ノマー・マザラ(2019年)505フィート
2位:ジャンカルロ・スタントン(2016年)504フィート
3位タイ:ミゲル・サノ(2019年)496フィート
3位タイ:アーロン・ジャッジ(2017年)496フィート
5位タイ:ロナルド・アクーニャJr(2020年)495フィート
5位タイ:ジョーイ・ギャロ(2018年)495フィート
7位:アーロン・ジャッジ(2017年)495フィート