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復活の巨人中島、原監督は09年から欲しがっていた…元侍Jスコアラーが語る2人の絆

38歳の巨人・中島宏之内野手が、鮮烈な復活を遂げている。27日は本拠地・東京ドームでの中日戦に「6番・一塁」で先発出場し、3打数3安打。6試合連続安打となり、打率.311、7本塁打の好成績を残している。巨人で22年間スコアラーを務め、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2回大会で、原辰徳監督率いる日本代表のチーフスコアラーとして世界一に貢献した三井康浩氏は、WBCで深まった原監督と中島の絆について語った。

巨人・中島宏之【写真提供:読売巨人軍】
巨人・中島宏之【写真提供:読売巨人軍】

昨季はわずか43試合出場も…6試合連続安打で打率.311、7本塁打と好調

 38歳の巨人・中島宏之内野手が、鮮烈な復活を遂げている。27日は本拠地・東京ドームでの中日戦に「6番・一塁」で先発出場し、3打数3安打。6試合連続安打となり、打率.311、7本塁打の好成績を残している。巨人で22年間スコアラーを務め、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2回大会で、原辰徳監督率いる日本代表のチーフスコアラーとして世界一に貢献した三井康浩氏は、WBCで深まった原監督と中島の絆について語った。

 巨人移籍初年度の昨季は、わずか43試合出場、打率.148に終わった中島だが、1億3000万円減の年俸2000万円(推定)を飲んで迎えた今季は、別人のように輝きを放っている。27日現在、チーム83試合中71試合に出場し、61試合に一塁でスタメン出場。西武時代の全盛期を彷彿とさせる打棒をふるっている。

 中島は西武時代の2009年、原監督が率いた日本代表の主力としてWBC第2回大会に出場。チームトップの打率.364、出塁率.516をマークして世界一に貢献した。当時、日本代表チーフスコアラーの重職を担っていた三井氏は「ナカジ(中島)は、雑念なく野球に打ち込むストイックな男で、チャンスに強く、長打力もあり、それでいてチーム打撃をいとわない献身的な選手だった」と振り返る。

 さらに「とにかくナイスガイ。WBC後、僕が球場を訪れると、向こうから見つけて駆け寄ってくれて、軽いあいさつだけというわけではなく、ひとしきり雑談に興じてくれる。気遣いができて、義理堅く、人情味のある男です」と称賛する。そんな性格を含めて、原監督は中島を非常に高く評価し、いつか一緒にプレーすることを描いていた。

 実際、中島がアスレチックスと契約したものの、メジャーに上がれないまま2年が経過した2014年。他球団同様、編成に関わっていた三井氏の巨人も獲得調査をしていたという。結局、中島はオリックスに入団。4年を経て自由契約となり、ようやく昨季から原監督の下でプレーすることとなり、再び、原監督のもとで運命が交わることとなった。

 技術的には「昨季まではテークバックの際、バットを2度後ろへ引く動作をしてから打ちにいっていたが、今年は1度にしてシンプルなフォームになっている。そのために、ボールをじっくり見て打つ余裕が生まれているのだと思う」と見る三井氏。今後、優勝を決めるまでの終盤戦や日本シリーズの大舞台でこそ、なおさら“ナカジ”の豊富な経験が生かされそうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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