DeNA逆転勝ちで貯金1、梶谷が球団タイ月間41安打 ラミレス監督「アンビリーバブル」

DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】
DeNAのアレックス・ラミレス監督【写真:荒川祐史】

4打席連続安打で月間41安打をマークした梶谷「自分でもびっくり」

■DeNA 8-4 ヤクルト(29日・横浜)

 DeNAは29日、本拠地ヤクルト戦を8-4で逆転勝ちし貯金「1」とした。先発の坂本が初回に失点したが、すぐに佐野の本塁打で逆転。梶谷が4安打の活躍で9月41安打とし球団の月間最多安打記録に並んだ。5回4失点の坂本は、開幕から負けなしの3連勝となった。投打が噛み合っての快勝に「ベリーハッピー」を連発したラミレス監督は「今日はチーム一体となっての勝利。みんなよくやってくれた」と選手を称えた。

 坂本は試合開始直後の1球目を本塁打されるなど、いきなり2失点を喫したが、打線の援護にリクエストで判定が覆ってピンチを脱する幸運もあり、5回までリードを守って勝利投手の権利を手にした。ラミレス監督は「初回はもたついたが、その後は修正して尻上がりに試合を作ってくれた」と先発の役割を果たしたルーキー左腕を評価した。

 打撃陣では、初回に佐野の逆転3ランで相手に傾いていた試合の主導権を取り戻した。ラミレス監督は「あの3ランが大きかった。あれで完全に試合の流れをつかめた」と4番の値千金の一打に感謝した。

 今季1勝3敗と相性の悪い小川を攻略し、10安打8得点と活発だった打線で目立ったのが1番の梶谷。4打席連続で安打を記録し、三塁打が出ればサイクル安打の活躍だった。試合後、お立ち台に立った梶谷は「(4安打は)自分でもびっくりしているが、いいスイングができた。普段からやっていることが実践できている」と好調をアピールした。指揮官も「アンビリーバブルな活躍。あの本塁打が今月40本目の安打。本当に素晴らしい」と称賛し、球団記録の更新に期待した。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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