前田健太、PO開幕投手で勝ち星ならず 自己最長5回無失点の力投も救援投手打たれる
ポストシーズン自己最長5回を投げて5奪三振3四球2安打無失点と粘りの投球を見せた
■ツインズ – アストロズ(WCシリーズ・日本時間30日・ミネソタ)
大リーグのポストシーズンが29日(日本時間30日)、開幕した。ツインズの前田健太投手は本拠地で行われたアストロズとのワイルドカードシリーズ第1戦(3回戦制)で先発。ドジャース時代の16年以来4年ぶりのポストシーズン先発で自己最長の5回5奪三振3四球、2安打無失点と粘りの投球を見せた。勝利投手の権利を持って降板したが、救援投手が打たれて勝ち星はならなかった。
粘りの投球だった。初回、2死からブラントリーには左翼線二塁打を許したものの、ブレグマンを遊直に仕留めた。2回はコレアに四球を与えたが、レディックを空振り三振。3回は3者凡退に抑えた。1点を先取した4回はタッカーの右前打と2四球で2死満塁としたものの、レディックをスライダーで空振り三振。マウンド上で雄叫びをあげた。5回は10球で3者凡退。制球に苦しみながらも、5回91球(ストライク52球)を投げて5奪三振3四球2安打無失点に抑えた。ツインズのPO先発投手で無失点に抑えたのは04年ヨハン・サンタナ以来16年ぶりだった。
チームは04年のヤンキースとの地区シリーズ初戦で勝ったのを最後にポストシーズン16連敗中。北米4大スポーツのワーストタイで、前田には負の歴史に終止符を打つ投球が期待されていた。ポストシーズンで先発するのはドジャース時代の16年10月20日以来1440日ぶり。勝てばポストシーズンでは3年ぶりの勝ち星、先発ではPO初勝利だったが、1点リードの7回に3番手左腕ダフィーが同点に追いつかれた。前田の勝ち星はならなかった。
(Full-Count編集部)