DeNAラミレス監督、球団月間新42安打の梶谷を称賛 「誇りに思える素晴らしい成績」
3回5失点で降板した上茶谷について「指がつったということで交代させなくてはならなくなった」
■ヤクルト 5-3 DeNA(30日・横浜)
DeNAは30日、本拠地でのヤクルト戦で序盤の失点を取り返せず3-5で敗れた。先発の上茶谷が3回5失点で降板し2敗目。打線は梶谷の球団新記録となるタイムリーなどで追い上げたが、あと一歩届かなかった。ラミレス監督は「しっかりトライして、なんとか追いつこうという姿勢を見せたが、残念ながら追いつくことができなかった」と肩を落とした。
上茶谷は初回に1失点した後、3回には村上の3ランなどで一挙4点を奪われた。指揮官は「ホームランを打たれた後、コーチがマウンドに行った時に異変を訴えたと言うことだった。指がつったということで交代させなくてはならなくなった。投げていてボールを握る感覚がないということだった」と今季自身最短に並ぶ3イニングでの降板の理由を説明した。
打線はヤクルト先発の石川に5回まで無得点に抑えられた。6回に梶谷、神里の連続タイムリーで2点を奪って降板させたが、今季未勝利だったベテラン左腕に初白星を献上した。9回にソト、佐野の連打で1点を返したが、8回まではクリーンアップが無安打と、打線が機能しなかった。
それでも梶谷の適時打は月間42本目の安打で、球団新記録となった。指揮官は「本当にアメイジングというしかない記録。言うことがないぐらい、誇りに思える素晴らしい成績」と頼れるリードオフマンを称賛した。
優勝争いを期待された9月は、11勝14敗2分と負け越し3位争いも微妙な状況になった。ラミレス監督は「今月は期待したほどの成績が残せなかった」と反省したが、すぐに「来月はもっといい結果を残したい。そのためにはデイバイデイで、いい野球をしていきたいと思う」と残り1か月も今季の方針を貫くことを明言した。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)