独走の巨人は12球団最多12人が出入り、DeNAは補強ゼロ…セ球団の最終戦力状況は?
阪神は育成の横山&石井が支配下で上限70人に、燕は歳内が1829日ぶり勝利
阪神は8月にオリックスとのトレードで小林慶祐投手を獲得。さらに期限ぎりぎりの9月30日に育成の横山雄哉、石井将希両投手と支配下契約を結び、支配下登録の上限70人に達した。チームは新型コロナウイルスの感染者が出て大幅な入れ替えを実施している中、この戦力でやりくりしていくことになる。
ヤクルトは7月に松本友内野手と支配下契約を結んだのに加え、昨季限りで阪神を戦力外となった歳内宏明投手を9月に獲得。今季は独立リーグでプレーしていた右腕は3試合目の先発となった10月1日のDeNA戦(横浜)で7回5安打無失点と好投し、NPBでは1829日ぶりに勝利を挙げた。
中日は育成の4選手が支配下に昇格し、上限の70人に達した。20年ぶりの外国人捕手の誕生と話題を集めたアリエル・マルティネス捕手は攻守で存在感を見せた時期もあったが、現在は故障で2軍生活を送っている。
広島は9月にDJ・ジョンソンが金銭トレードで楽天に移籍。育成の藤井黎來投手が支配下に昇格した。選手の出入りはこの2人だけで、支配下登録の上限まで3人残した状態で期限を迎えた。DeNAはリーグで唯一新たな戦力補充はなし。広島同様、67人でシーズン終盤まで戦う。
シーズン当初から活発に新しい血を注いできた巨人が首位を独走。他の5球団は、現在の戦力をフル活用して一矢報えるか注目が集まる。
(Full-Count編集部)