秋山翔吾、1番スタメンも無安打で終戦「負けて終わるのは悔しい。力不足を感じる」

ワイルドカードシリーズで敵地ブレーブス戦に先発出場したレッズ・秋山翔吾【写真:AP】
ワイルドカードシリーズで敵地ブレーブス戦に先発出場したレッズ・秋山翔吾【写真:AP】

第1戦は対左腕でスタメン落ち「出ていない試合をどれだけ少なくするかが来年の課題」

■ブレーブス 5-0 レッズ(WCシリーズ・日本時間2日・アトランタ)

 レッズの秋山翔吾外野手は1日(日本時間2日)、敵地で行われたブレーブスとのワイルドカードシリーズ第2戦で「1番・左翼」で先発出場したが、4打数無安打に終わった。第1戦で延長13回完封負けを喫していたチームはこの日もゼロ行進。0-5で2試合連続で完封負けし、ポストシーズン敗退が決まった。「やっぱり負けて終わるのは悔しい。投手が頑張っていて勝てなかった。野手として出ていた以上、力不足を感じる」と肩を落とした。

 湿った打線を勢いづけることができなかった。秋山は初回先頭で左飛、3回先頭で右飛に打ち取られると、5回2死一塁は空振り三振に倒れた。8回2死では元日ハムのマーティンと対戦。内角のスライダーにバットを折られてニゴロだった。「球の軌道が分からない中で結果を出し続けなきゃいけない。メジャーに来てやらなきゃいけないことだと思います。何が良かった悪かったではなく、良くても悪くても打たないといけなかった」。チームは第1戦で延長13回で0-1でサヨナラ負け。22イニング連続無得点はポストシーズンワースト記録となった。

 ファンの存在の大きさも身にしみた。レギュラーシーズンは無観客で行われたが、このポストシーズンでは選手の家族や球団関係者がスタンド観戦。一投一打に声援やため息があった。「自分のプレーを戒める、しっかりやらないといけない気持ちを持たせてくれるのはファンの視線、歓声。その中で長いシーズンをやるのは別物に感じるのではないかと感じた。来年は長いシーズンに戻ると期待しています」。

 相手先発が左腕フリードだった第1戦は延長11回1死で代打出場。空振り三振を喫していた。ポストシーズン2試合で5打数無安打で戦いを終えた。「まずは出ていない試合をどれだけ少なくするかが課題。9番打者でも全試合出る方が価値があると思っている。1年間どんな状況でも試合に出る、打線に必要だと思わせる選手にならないといけない」。約4か月の開幕遅れに短い60試合制。異例のメジャー1年目を終え、気持ちを新たにしていた。

(Full-Count編集部)

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