ダルビッシュ、飛躍の2020年一問一答「感謝しかない」「トップとの差はまだ遠い」

大一番での先発も「どうにか目の前のバッターからアウトを取っていこうと冷静になれた」

――実際に今日のマウンドに上がるまで、上がってからの気持ちは。
「シーズンとそこは全く変わらなかったです。ただ、いつもより勝たないといけない……いつも勝たないといけないんだけど、負けたら後がないっていうことで。レスターにももう1試合、どうにか投げてほしいっていうのはあったし。でも、自分はすごく冷静ではあったし、今日は球がそんなに力強くないって中でもパニックにならず、今日自分があるもので、どうにか目の前のバッターからアウトを取っていこうと冷静になれた。そういうメンタル的な部分では今年はさらに今までと違うレベルにいけたので、それが試合の中での自分の感情というのはすごくよかったと思います」

――今季投げた13試合で掴んだものは?
「掴んだものは足りなかったものですね。足りなかったものがすごく見えたので、自分のどうしても足りない部分っていうのが見えたっていうことが、自分の中で掴んだことっていうか、得たものだったかなと思います」

――トップレベルまで足りないものは何?
「フィジカルと技術ですね。フィジカルな部分っていうのは天性のものがあるから、そこを僕が同じように何もせずに、いじらずに勝負してても一生相手にならないので、いかにその天賦の才に対して、頭でどうやって勝つか。頭でどうやって天賦の才に近付けるか。努力的な部分で」

――変化球の技術に関しては第一人者。
「やりたいことが何でもできるっていうことは自分のアレですけど、真っ直ぐ系ですね。真っ直ぐ系がまだ改善の余地がいっぱいあると分かっているので、そこですね」

(Full-Count編集部)

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