日ハム中田、楽天浅村どちらが“有利”? 史上空前のハイレベルなパ打点王争いを占う
2人ともにロッテから最も打点をあげるが、中田の3試合に対し浅村は6試合を残す
中田はここまで全92試合に出場。1試合にほぼ1打点をあげるペースで打点を積み重ねており、例年の143試合制であれば、140打点前後まで数字を伸ばすことになる。浅村も同じく92試合に出ており、中田と1打点差の89打点だ。このままいけば、110打点から120打点あたりがタイトル獲得ラインとなるか。
昨年の西武・中村剛也内野手は123打点、2018年の浅村は127打点で打点王となったが、2017年のデスパイネは103打点だった。2014年の中田が100打点、2012年の李大浩が91打点でタイトルを獲得していることからも、今年の中田と浅村の争いがいかにハイレベルか分かる。
対戦球団別で見ると、中田はロッテから27打点と最も打点を稼ぎ、次に楽天の22打点と続く。だが、最も打点の多いロッテ戦は残り3試合しかない。10試合も残すオリックス戦は打率.212と分は良くない。一方の浅村はロッテ戦で31打点と荒稼ぎし、打率も.403と相性がいい。しかも、ロッテとの対戦をまだ6試合残しており、相性通りにいけば、更なる打点の積み増しも可能だ。
打点はその打者だけでなく、前を打つ打者たちがいかにチャンスメークをできるか、も重要な要素になる。中田にとっては西川遥輝や近藤健介、浅村にとっては鈴木大地やルーキーの小深田大翔らの働きもタイトル争いの鍵を握りそうだ。
(Full-Count編集部)