どうなる奪三振王争い 4年連続の巨人勢を止める中日左腕、パは若きエースが盤石か?

セ・リーグはタフネス左腕の中日大野雄が121奪三振と一歩リードか?

 続いてセ・リーグ。

中日 大野雄大 16試合、117回2/3 121奪三振 奪三振率9.25
巨人 菅野智之 16試合、114回1/3 108奪三振 奪三振率8.50
広島 森下暢仁 14試合、92回2/3 96奪三振 奪三振率9.32
阪神 西勇輝 16試合、116回 89奪三振 奪三振率6.91

 パ・リーグに比べ激しい争いを続けているのがセ・リーグ。中日の大野雄が115奪三振でトップだが2位の巨人・菅野が13個差で追う展開。96奪三振で3位の広島・森下も奪三振率はリーグトップの9.32をマークしており今後の登板次第では面白い争いになってくる。

 ただ、直近5試合で3完投と1試合を投げ抜くタフさとリーグ2位の奪三振率9.25をマークしている大野雄が有利か。中6日で回れば残り5試合に登板が可能でライバルの菅野は残り4試合、森下は残り5試合。一概には言えないが三振を奪える可能性の高く“長いイニング”を消化できる大野雄が自身初の奪三振王のタイトルを手にする可能性が高い。

 ちなみにパ・リーグでオリックスの山本が獲得すれば自身初、球団では2013年に200奪三振をマークした金子千尋(現日本ハム)以来、7年ぶり。セ・リーグで大野雄が獲得すれば2006年194奪三振をマークした川上憲伸以来、14年ぶりとなる。

○過去5年のセ・パ奪三振王(奪三振数)

2015年 阪神 藤浪晋太郎(221) 楽天 則本昂大(215)
2016年 巨人 菅野智之(189) 楽天 則本昂大(216)
2017年 巨人 マイコラス(187) 楽天 則本昂大(222)
2018年 巨人 菅野智之(200) 楽天 則本昂大(187)
2019年 巨人 山口俊(188) ソフトバンク 千賀滉大(227)

(Full-Count編集部)

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