大ピンチで打者に球種を知らせて被弾…通算208勝右腕は大放言「時間の節約だ」
通算208勝右腕グリンキー「首を振ったりする時間がかからないように球種をスイッチした」
■アストロズ 11-6 アスレチックス(地区シリーズ・日本時間9日・ロサンゼルス)
アストロズのザック・グリンキー投手の予告投球&豪快被弾が話題となっている。8日(日本時間9日)のアスレチックスとの地区シリーズ第3戦で先発。2回のラウレアーノの打席で球種を伝えるかのように指でジェスチャーを作ってから投球。その球を左中間への先制3ランとされた。大リーグ公式サイトは「グリンキーが球種を伝える? 直後にラウレアーノが本塁打」と伝えた。
2回1死一、二塁。フルカウントから6球目だった。グリンキーは本塁方向へ2本指を立てるポーズ。その後にセットポジションに入って投球したが、そのスライダーがド真ん中に入った。左翼席へ飛び込む先制3ラン。痛恨の1球になってしまった。MLB公式は「グリンキーが球種を合図したかどうかははっきりしないが、アスレチックスの中堅手ラモン・ラウレアーノはスライダーを捉えて3ラン本塁打とした時に何が投げられるか分かっていたかのように打った」と伝えた。
あれは本当にスライダーを投げるサインだったのか。当のグリンキーは試合後、「今年の大半でしていたことだ。首を振ったりする時間がかからないように球種をスイッチした。時間を節約するためだ」とサインだったと認めた。打ったラウレアーノは「彼を見ていなかった。芝を見ていたよ。彼の準備が整った時に彼を見たんだ」と話したが……。
チームは4回に5点を奪って逆転し、地区優勝したアスレチックスを11-6で撃破。4年連続のリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたが、通算208勝右腕には何らかの対応が求められそうだ。