首位攻防戦で快勝導いた鷹・栗原の千金2ラン ハマった左腕対策「見え方がいい」

11日の相手は鷹から4勝の“宿敵”美馬「勝って2ゲーム差に」

 今季の栗原は出場試合数に加え、本塁打数や打点でもキャリハイを順調に更新中。一時は柳田悠岐と競っていた打点はこの日の2ランで「60」に達した。

「ホームランは狙っていないです。しっかり打った中でそういう結果になっているだけ。打点は自分だけが打ってもつかないもの。前を打つ方がチャンスで回してくれているので、そこは感謝ですね」と謙虚に語る。

 そして「打率や出塁率をもっともっと上げていかないといけない」と、現状での自らの課題を口にする。それでも第1打席の本塁打の後も四球、内野安打で2度出塁した。得点には結びつかなかったが、栗原自身も納得できる内容になったようだ。

 お立ち台では「明日も勝って2ゲーム差にしたい」と、首位決戦3戦目での勝利に意欲を示したが「目の前の1試合を全力でやるだけ」という姿勢に変わりはない。11日のロッテの先発はソフトバンクから4勝を挙げている宿敵・美馬学。栗原は美馬に対して10打数4安打1本塁打と好相性なだけに、首位決戦での連日のお立ち台も決して夢ではないはずだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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