「チームを助ける守備」鷹・工藤監督も絶賛した周東の超絶美技2連発
打っては3安打、走っては2盗塁、守っても和田を助ける2度の好守
■ソフトバンク 3-0 ロッテ(11日・PayPayドーム)
ソフトバンクの周東佑京内野手が“天敵”ロッテ撃破に走攻守で貢献した。11日にPayPayドームで行われたロッテとの首位攻防戦第3ラウンド。「1番・二塁」でスタメン出場した周東は貴重な適時内野安打を含む3安打を放ち、さらに2盗塁。ファインプレーも見せて躍動した。
初回遊撃への内野安打で出塁すると、2死となってから柳田への2球目でこの日最初の盗塁を決めた。3回には中前安打で出塁し、中村晃の適時二塁打で先制点のホームを踏んだ。4回には2死三塁から三塁への内野安打を放ち、これがタイムリーに。その後、この日2つ目の盗塁も決めて、今季の盗塁数を34まで伸ばした。
守っても周東はこの日ビッグプレーを連発。初回1死一塁でマーティンの一、二塁間へのゴロを回り込んでキャッチし、すぐさま一塁へ送球。抜ければ1死一、三塁となる打球を二ゴロに変えて立ち上がりの和田を救った。2回には田村の中前へと抜けようかという打球をダイビングキャッチ。すぐに立ち上がって一塁へと送球し、間一髪のところでアウトにした。
この日は3安打1打点1得点2盗塁、好守連発と奮闘した周東。試合後の工藤公康監督も「あの守備2つはチームを助ける守備だった。どんどんボールが見えている、動きが良くなっているように感じる」と大絶賛の活躍ぶりだった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)