阪神・近本、球団15年ぶりの2年連続盗塁王なるか? 巨人・増田大は初快挙狙う

阪神・近本光司(左)と巨人・増田大輝【写真:荒川祐史】
阪神・近本光司(左)と巨人・増田大輝【写真:荒川祐史】

阪神近本が2年連続盗塁王に輝けば球団では2005年・赤星以来、15年ぶり

 シーズンは終盤戦に入り、セ・リーグでは巨人がリーグ連覇に向け独走態勢で、パ・リーグではソフトバンクとロッテが激しい首位争いを繰り広げている。ペナントの行方とともに気になるのがタイトル争いだ。ここでは球界の“韋駄天”たちがコンマ1秒で勝負する盗塁王争いに焦点を当てる。今回はセ・リーグ。

 セ・リーグでは昨季、ルーキーイヤーで盗塁王に輝いた阪神の近本光司がここまで23盗塁を記録しトップに君臨。シーズン当初の6月は10試合で打率.128と苦しんだが、7月から打撃も復調し出塁率も上昇して7盗塁をマーク。その後はコンスタントに盗塁数を増やしている。盗塁成功率は79.3%だ。

 阪神・近本を追うのは巨人の増田大輝。ここまで64試合に出場しているが主に代走として出場し18盗塁をマーク。パ・リーグの周東と同じく育成出身の選手が盗塁王を獲得すれば史上初の快挙だ。レギュラーとして毎試合出場する近本と違い、1試合1度の代走となるとチャンスは限られる。それでも盗塁王争いを繰り広げている快足には目を見張るものがある。

 3位には14盗塁の広島・堂林翔太、4位には13盗塁で2014年の盗塁王・DeNAの梶谷隆幸が続く。このまま近本が2年連続の盗塁王を獲得すれば、球団では2004、05年・赤星憲広以来、15年ぶりとなる。

○セ・リーグ過去10年の盗塁王

2019 阪神 近本光司 36
2018 ヤクルト 山田哲人 33
2017 広島 田中広輔 35
2016 ヤクルト 山田哲人 30
2015 ヤクルト 山田哲人 34
2014 DeNA 梶谷隆幸 39
2013 広島 丸佳浩 29
2012 中日 大島洋平 32
2011 巨人 藤村大介 28
2010 広島 梵英心 43

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY