今日にも24年連続V逸決定 中嶋監督代行が痛感した鷹との差「これを埋めなきゃ…」
チーム打率はソフトバンクの.243を上回る.249を記録しているがリーグワーストの375得点
■ソフトバンク 4-0 オリックス(14日・京セラドーム)
オリックスは14日、本拠地でのソフトバンク戦に0-4で敗れ12球団ワーストとなる今季12度目の完封負けを喫した。15日にも24年連続となる優勝の可能性が完全消滅する。正捕手として1995、96年のリーグ連覇を経験している中嶋聡監督代行は首位ソフトバンクとの差を痛感している様子だった。
先発の山崎福が6回まで無失点とソフトバンクのエース千賀と投手戦を繰り広げていたが7回に2死満塁のピンチで登板した荒西が初球暴投で勝ち越し点を献上。その後は柳田に走者一掃のタイムリーを浴び試合は決まった。
オリックスは6回に1死からT-岡田、安達の連打で1死一、二塁と先制のチャンスを作ったが頼みの吉田正、モヤが凡退し決定機を逃していた。
ホークスに2試合連続完封負け。そして12球団ワーストとなる今季12度の完封負け。チーム打率はソフトバンクの.243を上回る.249を記録しているが、リーグワーストの375得点。中嶋監督代行は僅差のゲームを勝ちきれない現状に「それが今の現状だと思うんですよね。それが今のソフトバンクとの差。これを埋めなきゃ絶対にダメなこと」と、日本シリーズ3連覇のチームとの差を感じている様子。
1996年のリーグ連覇を果たしたオリックスはリーグ4位の124本塁打ながらリーグトップの607得点と得点圏での勝負強さが光っていた。現在最下位に低迷し15日にも24年連続のV逸が決まるチームへの再建はまだまだ時間がかかりそうだ。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)