元阪神ドリスへの1.6億円は「迷う必要ない」 米メディアが再契約を進言
「ドリスはブルージェイズが来季必要とする試合終盤の選択肢となる」
元阪神でブルージェイスのラファエル・ドリス投手は7年ぶりのメジャー復帰となった今季、ブルペンで抜群の存在感を示した。年俸100万ドル(約1億500万円)の1年契約で、球団が契約を延長した場合は来季150万ドル(約1億5800万円)になるオプションが付いているが、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「迷う必要がない」と進言している。
ドリスは開幕当初こそ不安定な姿を見せたが、シーズンが進むにつれて新天地で順応。クローザーを担うこともあり、24試合に登板して2勝2敗5セーブ、防御率1.50の好成績を残した。
同メディアでは「誰が残り、誰が去るか? ブルージェイズに待ち構えている主な2021年の決断」とのタイトルで掲載した記事の中で、ドリスについて言及。「現時点でドリスはブルージェイズが当てた目立っていなかった救援投手のリストに入る」と述べている。
今季の活躍ぶりについて「ドリスはメジャーに適応するまでに数回の登板を必要としたが、後に適応して大変効果的であった。ケン・ジャイルズがシーズン序盤に故障者リスト入りした後、最初はクローザーを交代制としていたが、最終的にはドリスがその役割を勝ち取った」と指摘。来季のチーム構想を考えた上でも「ドリスのオプション150万ドルは手頃であり、迷う必要がないように思える。ドリスはブルージェイズが来季必要とする試合終盤の選択肢となる」とまとめた。
NPBでの4シーズンをステップに、7年ぶりに果たした返り咲き。プレーオフ進出にも貢献した右腕は、来季も同じユニホームを着てマウンドで躍動するか去就に注目が集まる。
(Full-Count編集部)