広島長野、古巣にドンピシャ“レーザー”勝ち越し許さず ベンチは総立ちで歓喜
左前打を捕球して本塁にワンバウンド送球、二塁から本塁突入の北村アウトに
■巨人 5-5 広島(15日・東京ドーム)
広島の長野久義外野手が15日、敵地での巨人戦で古巣の勝ち越しを防ぐレーザービームを披露した。5-5で同点の8回に、生還を防ぐドンピシャのバックホーム。ドームにはどよめきとため息が広がり、総立ちで拍手喝采のベンチに迎えられた。
2死二塁のピンチで、大城の打球は三遊間を間を抜いて左前へ。二塁走者の北村は迷わず三塁を蹴って本塁に突入。捕球した左翼の長野は即座に本塁目掛けて腕を振ると、送球はワンバウンドで捕手・板倉のミットにぴたり。ヘッドスライディングを試みた北村を悠々アウトにしてみせた。
35歳ベテランのハツラツプレーで終盤のピンチを凌ぎ、試合は延長10回の末両チーム譲らず引き分けに。巨人の優勝マジックは8に減ったが、古巣に意地を魅せた瞬間だった。