興味深い鷹・工藤監督の決断 6連勝中の東浜は中9日でロッテ戦か、中6日のままか?
中9日でロッテ初戦に東浜を回すか、それとも…
そこで気になるのが、この先の東浜の登板日だ。東浜は今季ロッテ戦で4試合に先発し2勝0敗、防御率2.25と好投している。10月10日の対戦でも8回3安打1失点とほぼ完璧にロッテ打線を封じていた。チーム自体も東浜の先発試合で3勝をあげている。
これまで火曜で固定されていた千賀の登板日が前のカードのオリックス戦で水曜にズレたこともあり、東浜の登板日も27日のロッテ戦に向けて組み替えられることも想定された。だが、蓋を開けてみれば、予定通りに中6日で先発。20日の日本ハム戦には13日のオリックス戦で先発した笠谷俊介投手が先発する見込みとなっている。
では27日の天王山初戦をどうするのか。ここから中9日と十分な間隔を空けて東浜を投入するのか、はたまた急成長を見せている笠谷をぶつけるのか。中5日を2度繰り返してロッテ3戦目に東浜を持ってくる策も考えられる。
工藤公康監督は17日の試合後、東浜の次回登板日について「内緒です」と不敵に笑い「中5日中5日でいかないと厳しい、短くすることでルーティーンを変化させるのはどうなのか、ということもあるんですが、そこは秘密です」と煙幕を張る。ロッテにぶつけるか、それともこれまでのローテと流れを守って投げさせるか。工藤監督とソフトバンク首脳陣の決断はいかに。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)