巨人は9連敗中、ロッテと中日が強運…12球団でドラフト“くじ引き”に強いのは?

傑出するロッテと中日の強さ、巨人とソフトバンクは苦戦中

1 ロッテ 勝率.692(13戦9勝)
2 中日 勝率.625(8戦5勝)
3 楽天 勝率.462(13戦6勝)
4 西武 勝率.400(5戦2勝)
5 日本ハム 勝率.357(14戦5勝)
6 広島 勝率.333(9戦3勝)
7 ヤクルト 勝率.308(13戦4勝)
7 阪神 勝率.308(13戦4勝)
9 ソフトバンク 勝率.250(12戦3勝)
9 DeNA 勝率.250(12戦3勝)
11 オリックス 勝率.100(10戦1勝)
12 巨人 勝率.091(11戦1勝)

 傑出して高いのはロッテと中日の2球団。ロッテは13度競合して9度当たりクジを引き、中日は8回中5回で当たり。両チームとも勝率は6割を超えている。ロッテは2017年の外れ1位の安田尚憲から藤原恭大、佐々木朗希と3連勝中。中日は根尾昂、石川昂弥と強打の野手2人を2年続けて引き当てている。

 この2球団に続き楽天、西武、日本ハム、広島などが続き、オリックスは10度競合して、引き当てたのは2017年の田嶋大樹のみで勝率.100。巨人に至っては引き当てたのは、2011年の外れ1位の松本竜也のみで勝率.091と最もくじ運に恵まれない結果となっている。巨人は現在くじ引き9連敗中。ソフトバンクも6連敗中だ。

 この10年間で最も競合が多かったのは日本ハムで14回。例年、その年の1番いい選手を指名するという指名方針を掲げており、必然的に競合が多くなっているか。阪神、ロッテ、楽天が13度となり、最も少ないのは西武の5回。一本釣りを狙う戦略が伺える。

 外れ1位ではなく、純粋な1巡目指名だけを見てみると、最も強いのは中日。過去10年で7度、競合して上述の根尾、石川だけでなく、2011年の高橋周平、2016年の柳裕也と4度引き当て、勝率は.571。ロッテは9度競合して安田、藤原、佐々木朗に加えて2011年の藤岡貴裕、2013年の石川歩と5人を当てている。

 ドラフト戦略の行方を大きく左右する重複指名でのくじ引き。果たして今年はどんなドラマが起こり、そして、どの球団が笑うことになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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