田中将大がヤ軍再契約するなら…米球界は年俸で意見差 「20億円」「3年38億円」
地元紙ニューヨーク・ポストがヤンキースとの再契約金を球界関係者の話を交えて紹介した
今季が7年契約最終年だったヤンキース・田中将大投手の去就が米メディアから注目されている。米ニューヨーク・ポスト紙はヤンキースが右腕と再契約するため資金面に注目。「タナカをヤンキースに留めておくための金額は、信じられないほど不透明だ」と見出しを打ち、田中に対する球界関係者の評価を伝えている。
今季は開幕前に打球が頭部に直撃するアクシデントに見舞われ、初登板から球数制限が課された。10試合登板、3勝3敗、防御率3.56。ポストシーズンでは持ち味の勝負強さを発揮できなかったが、昨季まで6年連続2桁勝利を挙げてきた。同紙は「ヤンキースに戻ってくると予想する以外では、タナカがヤンキースから得るかもしれない契約の中身については、大きな意見の差がある」と指摘。続けて球界関係者の“評価”を伝えた。
「タナカなら今シーズンの2300万ドル(約24億2000万円)を上回る働きができるという“声”もあった」
「もう1人の人物は、2年2600万ドル(約27億4000万円)が丁度良いのではと考えていた。3人目の人物はヤンキースが1890万ドル(約19億9200万円)のクオリファイングオファーを提示し、タナカがそれを受諾するのだろうかと考えた。最後に他の専門家は、タナカなら3年3600万ドル(約38億円)を得ることができるだろうと言った」
チームの先発陣では剛腕コールがいるが、ハップ、パクストンもFAに。セベリーノは右肘手術明けのシーズンで、同紙は「ヤンキースはローテーションを一新する必要がある」と言及。田中について、あるナ・リーグスカウトが「今でも相手打線を翻弄する術を知っている。闘争心がある選手で、彼ならどんな活躍をしてくれるのか誰もがわかっている。今でも確かに良い投手だ」と語ったことも紹介しているが……。
ヤンキースが田中に再契約のオファーを出すかはいまだに不透明。そして、その“評価”がどうなるのか。メジャー通算78勝右腕には米メディアからも熱い視線が注がれている。
(Full-Count編集部)