104試合でなんと99通り 固まらない“日替わりオーダー”への鷹・工藤監督の考えは?
レギュラーが定まらない現状、選手の状態や相手投手との相性も考慮し…
工藤監督も実は「理想を言えば、固める方がいいかなと思います。しっかりしたレギュラーが固まる、のが確かに理想ではあります」と、オーダーを固定する方が理想だという。ただ、その一方で「全ての野手が全てのピッチャーを打つことはないと思うというのもありますし、今年は途中から周東君が1番として出るようになったり、栗原くんが台頭してきたところもある。そういう中で打順だったりというのは決めてきた」と、今季は諸々の事情で組み換えざるを得なかったとする。
今季は開幕時にデスパイネ、グラシアルが不在。中村晃もいなかった。今宮は故障を抱えながらの出場を続け、その後、離脱。若い選手を入れ替えながら起用してきたため、なかなかメンバーを固定できなかった。その中で選手のその時々の状態、相手投手との相性などを考慮して、メンバーを入れ替えながら最善と考えるメンバーをコーチ陣らと決めてきた。
「調子が悪ければ早めに打たせて打席数に立たせてあげた方が感じも掴めるのかなというのもあった。僕としては選手のコンディショニング、相性、調子云々もあったり、動かすこと自体が悪いとは思っていない」とする工藤監督。オーダー固定は理想としながらも、動かすことに対しては否定的ではないとも語っている。
ソフトバンクは残り16試合。早ければ、21日にマジック8が点灯する。日替わりでやり繰りしてきた2020年型オーダー。優勝の時に、それは何通りまで増えているだろうか。
(Full-Count編集部)