ドジャース32年ぶりWS制覇へ 初戦先発はカーショー「勝てる自信ある」

ドジャースのクレイトン・カーショー(中央)【写真:AP】
ドジャースのクレイトン・カーショー(中央)【写真:AP】

2017年、2018年とワールドシリーズで敗れているドジャース

■ドジャース – レイズ(ワールドシリーズ・日本時間21日・テキサス)

 メジャーリーグの王者を決めるワールドシリーズは20日(日本時間21日)、テキサス州アーリントンで開幕する。ア・リーグ東地区を制した筒香嘉智外野手の在籍するレイズとナ・リーグ西地区を制したドジャースが世界一の座をかけて激突する。

 2017年、2018年とワールドシリーズに進出しながら、あと一歩のところで世界一を逃してきたドジャース。1988年以来、32年ぶりのワールドシリーズ制覇に向け、前日会見を行ったデーブ・ロバーツ監督は「レイズの投手陣全体を見ると、彼ら以上に失点を防ぐチームはないかもしれない。チャレンジとなる。本当に良いチームだ」と相手となるレイズへの警戒感を示した。

 ドジャースの先発はエースのクレイトン・カーショー投手に決まった。15日(同16日)のリーグ優勝決定シリーズのブレーブス戦から中4日での先発に。大事な初戦を託される左腕も「良いチームだ。投手陣はよく言われるけど、打線にもミスをしたら痛い目に遭うことになる選手が多い。アロサレーナは本当に良い打撃をしている。できる限り抑えたい」と表情を引き締めた。

 今季は新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れ、シーズンは60試合制に短縮して行われた。未曾有の事態でのシーズンを戦い、ワールドシリーズまで進んだカーショーは「ここにいてワールドシリーズ制覇まであと4勝となっていることは、このシーズンが行えるように多くの人、選手たち、MLBが取り組んだ証だと思う。この機会を得られることにすごく感謝している」とも語った。

 8年連続でプレーオフに進出しながら、過去7年は世界一に手が届かなかったドジャース。32年ぶりの頂点へ、カーショーは「逆転突破で勢いがあり、僕たちはどの時点でも試合に勝てる自信がある。ワールドシリーズに良い状態で入れるよ」と自信を示していた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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