レイズ、不振ロウが“恩返し”の2発3打点 「自信が揺らいでいた時でも…」
PO打率1割台のロウが先制ソロ、中押し2ラン「勝利に貢献できるなら何でもいい」
■レイズ 6-4 ドジャース(ワールドシリーズ・日本時間22日・アーリントン)
ワールドシリーズは21日(日本時間22日)、米テキサス州アーリントンで第2戦が行われ、レイズがドジャースに6-4で快勝。ポストシーズン不振だったブランドン・ロウ内野手が先制ソロを含む2発3打点の活躍を見せ、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。レイズ・筒香嘉智外野手は2試合連続で出番はなかった。
前日までポストシーズン打率.107。不振のロウがバットが火を噴いたのは初回1死だった。先発右腕ゴンソリンから先制の左中間1号ソロ。3点リードの5回2死一塁では中押しの左越え2号2ランを放った。5打数2安打3打点で打線を牽引。「本塁打を打ってダグアウトに戻る時、嬉しかった。皆が喜んで飛び跳ねていた。個人的なことじゃない。チーム全員なんだ。チームの勝利に貢献できることなら何でもいい」と声を弾ませた。
不振でも粘り強く起用したキャッシュ監督は「我々の誰もが彼を信じた最大の理由は、彼は長い間、本当に良い打者、本当に良い選手だと示してきたからだ。スランプを乗り越えるのに時間を与えなければならないこともある」と説明した。ロウは「間違いなく自信になった。僕の自信が揺らいでいた時でも使い続けてくれた。毎日声をかけてくれた。自分を信頼してくれる人、特に監督がいたことは本当に良いことだった」と振り返った。初のワールドシリーズ制覇へ一気に加速といきたいところだ。
(Full-Count編集部)