DeNAラミレス監督、連敗ストップもV逸で目標変更 「2位の可能性あるプランBで」
6回無失点の京山を称賛「ワォっと言いたくなるぐらい素晴らしい」
■DeNA 2-0 広島(23日・横浜)
DeNAは23日、本拠地での広島戦に2-0の完封勝ちで連敗を3で止めた。先発した京山が6回無失点の好投で2勝目。リリーフ陣も広島に反撃を許さなかった。ナゴヤドームでの3連敗から地元に戻っての勝利に、ラミレス監督は「まず言いたいことは、やっとホームに帰ってこられて本当によかったということ。投手も野手も素晴らしい仕事をしてくれて、チーム一体となった勝利だった」と喜んだ。
中継ぎ登板を挟んで今季4度目の先発となった京山は、5回2死まで広島を無安打に抑え、得点圏に走者を許した6回も連打を許さず無失点で切り抜けた。指揮官は「京山はワォっと言いたくなるぐらい素晴らしいピッチングだった。戸柱もしっかりリードしてくれて、2人のコンビネーションが機能した投球だった」とバッテリーを褒め、「その後はパットンが先頭打者を出したが、あとをしっかり抑えてくれて、そこから石田、三嶋と素晴らしい投球だった」と完封リレーの投手陣を勝因に挙げた。
攻撃陣では、4試合ぶりのスタメンとなった梶谷が、先制打を含む3安打1打点で勝利に貢献。梶谷は「京山が頑張っていたので、なんとか先に点を取りたいと思っていた」と、京山の9月6日以来となる2勝目をアシストした。
チームは3連敗でストップしたが、首位の巨人が勝利したため、DeNAのリーグ優勝の可能性が消滅した。ラミレス監督は「しっかり準備してシーズンに臨んでここまで戦ってきたが、残念ながらリーグ戦では優勝するチームはひとつしかない。それも野球ということ。まだ2位の可能性はあるので、プランBとして次の目標に向けて、残り試合も全力で戦っていきたい」と気持ちを切り替えていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)