体重4キロ減で「しんどいですよ」 それでも走り続ける鷹周東の献身ぶり

初回にセンター前ヒットを放ったソフトバンク・周東佑京【写真:藤浦一都】
初回にセンター前ヒットを放ったソフトバンク・周東佑京【写真:藤浦一都】

日曜日は5週連続で猛打賞「めっちゃ意識してました。自分でもびっくり」

 打撃の好調さが一番発揮されるのが日曜日だ。9月27日のロッテ戦から5週間連続で日曜日に猛打賞を記録。25日の試合後は「(曜日を)めっちゃ意識してましたよ。(猛打賞は)絶対無理だと思っていたんですけど、自分でもびっくりです」と笑った。

 日曜日の“猛打ショー”のうち4試合で適時打や本塁打を放ち、7打点を挙げている。まさに“サンデー佑京”と呼べる活躍だ。

 25日の西武戦がちょうど110試合目。そのうち94試合に出場し、7月中旬からほぼスタメン出場が続いている周東は「しんどいですよ」と本音を漏らす。

「夏場は食欲も全然ないです。無理やり食べようとしても食べられなかったので、食べられないなら食べなくていいや、と。9月、10月で体重が4キロくらい落ちました」と周東。「逆に(体重が)減って身体がキレてきてちょうどいいかなと思います」と自虐ジョークで笑いを誘った。

 チームは優勝マジックを「2」とし、リーグ優勝はもう目の前だ。「新聞とかでマジックがいくつとかは目にしますが、意識はしないで自分の持てる力を1試合にぶつけていくだけです。先を見るより目の前の1つのアウトを取ること、目の前の1打席を大事にしたい」と、残り10試合も1試合1試合全力を尽くしていく。そうすることで目標とする50盗塁や、初めての盗塁王のタイトルもきっと近づいてくるはずだ。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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