ファンの声援は確実に力に! 観客動員後に数字を上げたパ・リーグの選手は?

7月10日以降に成績を上向かせた投手の該当成績【画像:(C)PLM】
7月10日以降に成績を上向かせた投手の該当成績【画像:(C)PLM】

リーグトップ11勝の涌井は有観客14試合で8勝を記録

 現在リーグトップの11勝を挙げている楽天・涌井は、観客動員が始まった後の14登板で8勝を記録。防御率も2.53と通年の防御率(2.95)よりも良くなっており、史上初となる3球団で最多勝獲得に向けた挑戦を、観客の力が後押ししている面もあるかもしれない。また、同じくベテランのソフトバンク・和田も7月10日以降は安定感のある投球で6勝を記録し、培ってきた経験を活かしてローテーションを守り続けている。

 ベテランの奮闘に負けじと、ロッテの二木とソフトバンク石川も躍動を見せている。観客が入って以降は揃って二木は7勝、石川は8勝を記録。チーム内でも随一の安定感を発揮している。ともに争いを続ける所属チームを支える両右腕は、残り少ないシーズンにおいても観客の拍手を受け、さらなる躍進を果たせるか。

 また、ロッテ2年目・小島も該当期間は6勝を挙げ、開幕からローテーションを守り続けている。春のセンバツで優勝になった経験を持つ若き左腕にとって、観客の存在はやはり大きかったと言えそうだ。また、楽天から移籍1年目の小野は開幕直後こそやや安定感を欠いたものの、8月30日のオリックス戦から12試合連続無失点を記録。2軍で2年連続最多セーブに輝いた実力を、1軍の観衆の前で堂々と披露している。

日本ハムの主力2名は、開幕当初は大スランプにあえいだが……

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