「全員が驚いた」 カーショーの“危機一髪”本盗阻止をド軍指揮官が称賛
1点差の4回に本盗を冷静に阻止してシリーズ2勝目、ロバーツ監督「見事だった」
■ドジャース 4-2 レイズ(ワールドシリーズ・日本時間26日・アーリントン)
ワールドシリーズは25日(日本時間26日)、テキサス州アーリントンで第5戦が行われ、ドジャースがレイズを4-2で下して32年ぶりのワールドシリーズ制覇へ王手をかけた。エースのカーショーが6回途中2失点と好投し、シリーズ2勝目。プレーオフ歴代最多の207奪三振とし、PO通算13勝目を挙げた。レイズ・筒香嘉智外野手は8回に代打で登場したが、左飛に倒れた。
エース・カーショーは大一番でも冷静だった。3点リードの3回にディアスの右翼線適時三塁打とアロサレーナの左前適時打を許したが、4回2死一、三塁のピンチでは本盗を狙った三走・マルゴーを落ち着いて阻止した。5回2/3を投げ、6奪三振5安打2失点と好投。ロバーツ監督は「最高の状態ではなかったが、アウトを取る方法を見つけた。見事だった」と賛辞した。本盗阻止については「驚いた。よくあることではないから、全員が驚いたと思う。クレイトン(カーショー)は良いプレーをし、オースティン(バーンズ)のタッチも良かった」と振り返った。
初回、2番シーガーの右前適時打とベリンジャーの二塁適時内野安打で2点を先制。2回にはピーダーソンが中越え1号ソロを放った。1点差の5回にはマンシーの右中間1号ソロで突き放した。第4戦の悪夢のサヨナラ負けから32年ぶりの世界一へ王手。指揮官は「シリーズ2-2のタイで、勝利できたことは大きい。クレイトン(カーショー)とオースティン(バーンズ)は2人とも素晴らしかった。コーリー(シーガー)のヒットで序盤にリードできたことが大きかった。ブルペン陣は今夜見ていて楽しかった。ダスティン(メイ)、ビクター(ゴンザレス)、ブレイク(トレイネン)は今夜本当に大きな役割を果たしてくれた」と選手たちを称えた。