巨人4位で“都立の星”を指名 三菱パワーの伊藤は小山台初のプロ選手へ

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

小山台高校3年春に21世紀枠で甲子園に出場

 2020年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催され、巨人は三菱パワーの伊藤優輔投手を4位で指名した。伊藤は進学校としても知られる都立小山台高校出身で、同校から初のプロ野球選手が誕生した。

 伊藤は小山台高3年春に21世紀枠で甲子園に出場した「都立の星」。中央大学進学後は左ヒザの骨折も経験したが、4年春に復活した。プロ志望届は提出せず、卒業後は三菱パワーに入社した。入社1年目は主に抑えとして登板し、昨年秋の日本選手権大会では3試合に登板。4.2回を投げて7奪三振、防御率0.00と好成績を残した。直球の最速は155キロを誇り、多彩な変化球で相手を翻弄する本格派だ。

 現役選手で都立高校出身者は、秋吉亮投手(日本ハム・都立足立新田高出身)、佐々木千隼投手(ロッテ・都立日野高出身)、鈴木優投手(オリックス・都立雪谷高出身)、石川柊太投手(ソフトバンク・都立総合工科高出身)の4人のみ。また1人、「都立の星」がプロの世界に飛び込む。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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