中学時代に完全試合で日本一に 日ハムのドラ5根本悠楓が築いた輝かしい実績
日本ハムからの指名に「小学校の時から見ていた球団で本当に嬉しい」
2020年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルでリモート開催され、支配下74選手、育成49選手の計123選手が12球団から指名を受けた。注目を集めた近大・佐藤輝明内野手は4球団競合の末に阪神が、早大・早川隆久投手も4球団競合の末に楽天が交渉権を獲得した。
北海道に本拠地を置く日本ハムがドラフト5位で指名したのが、地元・北海道の苫小牧中央高・根本悠楓投手。身長170センチと上背はないものの、最速146キロを誇る将来性豊かな左腕で、入団が決まれば、同校史上初のプロ野球選手となる。
指名後の会見で「日本ハムさんということで小学校の時から見ていた球団で本当に嬉しいです。いつ呼ばれるんだろうかと不安な気持ちもあったんですが、楽しみながら待っていました」と笑顔を見せた根本。「高校1年の時から勝てる投手を目標にしてきた。どんな状況でもチームを勝たせられる投手になりたいです」と意気込みを語った。
同校では甲子園出場こそなく全国的な知名度はないものの、その実績は輝かしい。白老白翔中では軟式野球部に在籍。全国中学校軟式野球大会で優勝し、その決勝戦ではなんと史上初となる完全試合で頂点に立った。さらに、「第9回BFA U-15アジア選手権」の侍ジャパンU-15代表にも選ばれ、最優秀投手賞を獲得している。
自身の特徴について「どんな球種でもストライクをとって、ピンチでも三振を狙える投手」と評する根本。中学時代に日本一に輝いた左腕は地元球団である日本ハムも日本一に導けるだろうか。
(Full-Count編集部)